酒銘:日の丸・まんさくの花
蔵元:日の丸醸造(秋田県横手市増田町)
創業:元禄2年(1689年)
「日の丸」の酒とは、愉快千万である。
日の丸とは、日本そのもの。
あれほどワインを愛するフランス人も、ワインの銘柄としてフランス酒と呼ぶことはあるまい。ロシア人また、ウォッカをロシア酒とは呼ぶまい。
しかし、日本には、「日の丸」の酒がある。
日の丸醸造の創業は、元禄2年(1689年)。赤穂浪士の吉良邸討ち入りが元禄15年だから、それをさかのぼる13年前から、酒を造り続けて来たことになる。まことに天晴れと申し上げるほかない。
創業当時は最上屋と名乗っていたようだが、いつしか「日の丸」を名乗るようになり、酒銘としても用いるようになった。
その由来は、秋田藩主の佐竹氏の紋所が五本骨の扇子に日の丸であったところから、「日の丸」の銘を得たとされる。
ところが、佐竹氏の家紋は、実は「日の丸」ではなく、「月の丸」であった。「月の丸」を「日の丸」と見誤ったのか、あるいは承知の上で「日の丸」と見なしたのかはともかく、月丸の図を「日の丸」として酒銘に用いたというのは真相のようである。
なるほど、白黒で扇子に丸を描いた図では、「月の丸」とも「日の丸」とも判断しかねる。それを「日の丸」と見なされても仕方あるまい。
佐竹系図には「五本骨月丸扇を旗に結び家紋とした」とあるように、佐竹の家紋は「月丸」が正しい。
だが、その月丸を「日の丸」として馥郁たる日本酒の名乗りとされたことに、何の異存もない。
私は、トランスペース研究所を創設して、今の時代が太陽の新時代と申し上げるべき時代であると説いている。長い月の時代を終えて、今、陽光燦然と輝かせて太陽が昇る時代である。
その時代に、「日の丸」を名乗る日本酒が馥郁とした香気をあげて世人を楽しませてくれるとは、まことに有り難いことではないか。
「まんさくの花」は、秋田の地で早春に咲く花であるが、これは豊年満作にも通じ、めでたい限りである。
「日の丸・まんさくの花」を味わいながら、日本国の豊穣を祈り上げるのもまた、よろしかろうと思う。
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ついでに、私の文章もお読み下さい。
→ 神道の新生と太陽の新時代



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