「七賢」の酒飲みよ清談に興じ給え(山梨県の日本酒)-日本酒銘柄に日本文化の豊穣を見る
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「七賢」の酒飲みよ清談に興じ給え(山梨県の日本酒)

酒銘: 七賢(しちけん)
蔵元: 山梨銘醸(山梨県北杜市白州町)
創業: 寛延3年(1750年)
昔、信州高遠(たかとお)で酒造を営んでいた一家が、甲斐(山梨)の白州の地に名水があるのに惹かれ、分家して、今の山梨銘醸の創業となった。
蔵元の酒蔵の近くに尾白(おじろ)の名水公園があり、名水百選に選ばれた尾白川の伏流水が、今も酒造り人に恵みをもたらしている。
中国に、「竹林の七賢人」の故事がある。昔、中国は「三国志」で知られる三国時代、世の不条理を嘆く七人の賢人たちが、竹林で酒を酌み交わし、琴を引き、浮き世を離れて老荘の清談にふけったという。
古来、「竹林の七賢人」の故事は、画題や彫刻等に多く用いられている。
天保6年(1835年)、高遠藩主より「竹林の七賢人」を彫りこんだ欄間一対が蔵元に授けられ、以後「七賢(しちけん)」の酒銘を用いるようになった。
酒は清談の友。 少々浮き世離れした談義も、酒に免じて許そうではないか。
不自由きわまりない時の体制に、真っ向から刃向かうこともならず、せめて竹林で酒酌み交わすして老荘を語る「七賢人」を、現実逃避とは言うまい。
酒は浮き世の憂さ晴らし。それもまた結構。
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しかし、「竹林の七賢人」が「賢人」と讃えられる人物であることを忘れはしまい。
平成日本の政治家たちの有様をみて、ああどうにも話にもならんと嘆く。
話にもならんと嘆きながら、話する今の日本の酒飲みたちよ、せめて「竹林の七賢人」の志操の高さだけは保ち続けようではないか。
酒飲みたちよ、日本酒「七賢」の銘柄に恥じることなき飲み方をもって、清談に興じ給え。
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